設立までの流れ
■以前は…
〇県サ連設立まで千葉県内には手話サークル全体をまとめる組織がなかった。
〇県内隅々の手話サークルの組織を把握できない面があった。
〇手話サークルの一人歩きが問題となった。
…聴覚障害者が少ない(いない)サークルにおいて、健聴者が先んじて物事を
決めてしまい聴覚障害者が置いていかれるなど。
〇東総ブロック・南総ブロックのように人口のまばらな地域においては、対人口比率
での「聴覚障害者の組織もバラバラであった。
〇「聴覚障害者不在の手話サークル」が多く存在し、手話サークルの基本である
「聴覚障害者と共に歩む」ことが忘れ去られ、健聴者の考え方で物事が進められ
ている事例もあった。
■設立に向けて動きだした
〇平成15年の春、地方の聴覚障害者から手話サークルの一人歩きが問題提起
され、千葉県聴覚障害者連盟(現・〈社福〉千葉県聴覚障害者協会)が中心と
なって、千葉県内に手話サークルの組織を作る必要性について討議された。
〇同年8月に船橋市で開催された「手話を考えるフォーラム第1分科会」において、
県内手話サークルの組織作りがテーマとなり、討議された。
〇そのような経緯のもと、千葉県聴覚障害者連盟(現・〈社福〉千葉県聴覚障害
者協会)と全国手話通訳問題研究会千葉県支部(現・千葉県手話通訳問題
研究会)が中心となり会則などを平成15年11月に立案し、当初は翌16年の
1月に「千葉県手話サークル 連絡協議会」として設立予定であった。
〇提示された会則(案)を叩き台として、県内手話サークルの意見と自主性を尊重
し、必要性や会則作りのために1年間の話し合いの場を設けることが決まった。
■設立準備会〜設立総会
〇平成16年の1年間をかけて、各ブロックの代表者が会則などの問題について話し
合いを計8回実施(その間に各ブロック内サークル会議を実施し、ブロックの意見を
集約)、各ブロック代表による討議を繰り返し、サークル自ら組織・会則作りをして
いった。
〇翌17年5月22日、正式に千葉県手話サークル連絡会(県サ連)設立総会を
開催した。
■千葉県手話サークル連絡会から
千葉県手話サークル連絡協議会へ
○平成28年度第12回定期総会にて、名称を千葉県手話サークル連絡協議会に
変更した。